本番は結果重視、練習はプロセス重視だよ。

 夏期講座では、基礎内容を確認したあとで、テキストの演習ノルマが課せられることになっているが、あまりに解答に至るまでのプロセスを軽視している生徒が多いのが気になっている。

 例えば数学では、正答率の低い生徒ほど、途中式を省こうとしたりする。また、社会や理科の選択問題では、どうして他の選択肢はダメであるかの根拠が書き残されていない。

 正答率の高い生徒ほど、たくさんの根拠がテキストに残されているものだ。だから、彼らは答え合わせに入ったときにも、「なぜ」間違えたのかの分析もきちんとできるため、ミスの修正がききやすい。

 練習段階では、「なぜ」その解答になるかの根拠が明確になるようにすること。自分の考え方が正しくて正解になったのか、たまたま正解したのかの違いはものすごく大きい。たまたま正解した問題をそのままスルーしてしまうと、テスト本番では必ず失点につながる。

 「何のための練習なのか」をしっかり考えながら問題演習にあたろう。そこを意識しながら勉強すれば、必ず結果がついてくるぞ!!

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