どの学年の数学も、1学期はその学年で必要な基礎計算を習います。
つまり、1学期の数学がスムーズかつ正確にできるようにならなけれ
ば、2学期以降に支障が出るということです。
中1であれば、「正負の数」の計算が完璧にならなければ、その後の
「数学」すべてがダメになります。
中2では、5月後半から行われる「連立方程式」をキチンとマスターし
なければ、その後の「一次関数」を解くことはできません。
中3にいたっては、「展開公式」をマスターしなければ、今後履修する
すべての単元の計算ができなくなります。
それだけに、「途中式」をキチンと書きながら素早く正確に解く方法を
(※間違えたときの原因分析に非常に役立ちます)身につけなければなり
ません。我々塾講師は、習いたての生徒がどこで間違えやすいかを熟知し
ているので、要点を強調しながら途中式を書くように指導しているのです
が、中には途中式を「面倒だから」という理由で省き、我流で解いて間違
える生徒がいます。我流で解いて間違えた生徒に、再度こちらの指示通り
の方法で解き直しをさせると、今度はあっさりと正解します。最初から指
示通りの解法で解けば、直しをする必要はないのです。基礎を身につける
ためには、プロのアドバイスに従い、反復練習をしてスピードと正解率を
上げるのが一番です。基礎が徹底された上での我流アレンジであれば、文
句はいいませんよ。
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