食べ物に関しては「質より量」という言葉をよく耳にします。しかし、
勉強においては…、「質」も「量」も求めていかなければな
りません。
まずは「質」。表面上、テキストをなぞったような形式的な勉強では、
テストで数字を残すことはできません。テストで得点となって表れるよう
な理解の仕方、覚え方をしていく必要があります。また、あまり出題され
ない分野に時間を使いすぎても、非効率的です。まずは、徹底的に頻出単
元をできるようにし、プラスアルファとして、優先順位の低い問題へと手
を広げていくのが良いでしょう。
次に「量」。定着して「無意識レベル」で条件反射のように解答できる
ようになるためには、相応の練習量が必要です。当然、反復練習をしてい
くうちに解答スピードも上がっていきますので、一定時間内にこなすこと
のできる問題数も増えていくはずです。
生徒たちの様子をみていると、上位クラスの生徒ほど解答スピードが速
く、一定時間内に多くの演習をこなすことができるため、全体的な時間効
率も良いと言えます。実際に、上位クラスの生徒たちは、時間に追われる
ような生活はしていません。逆に下位クラスの生徒の方が、時間に追われ
て苦しそうに日々を過ごしています。
普段から「量」をこなして「スピード」を速める努力をしておくと、時
間的な余裕と精神的な余裕(自信)が生まれ、結果として勉強の「質」ま
で意識できるようになります。(余裕のない生徒は、課題の提出が目的と
なってしまい、中身をしっかり覚えていない傾向が強い)
現状の成績を打破したければ、まずは「量」と「スピード」を求めまし
ょう。自分で「このページを○分でやる」というように、気持ち短めの期
限を設けて練習していくとよいです。時間で区切ると集中力も増しますの
で、効果的です。
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