所謂「仕事のできる人」や「勉強のできる人」というのは、愚痴が少な
い傾向にある。逆に「仕事のできない人」や「勉強のできない人」は愚痴
が多い。
「できる人」をよく観察していると、自分のまわりの環境を整えること
が上手いようだ。自分から一歩二歩先を考えて行動するために、他人から
の評価もよく、また切羽詰まった状況にも陥りにくく、心に余裕がある。
それに対し、「できない人」を観察すると、「今、この場をどう切り抜
けるか」しか考えて行動していないため、すべてが後手後手に回って心に
余裕がない。そのような状況を作り出してしまうため、周りの人からいろ
いろな指摘を受けることになる。
しかし、「できない人」は自分のせいでできないのを他人のせいにしよ
うとする。そこで愚痴が出るのではなかろうか。
本当に自分は悪くないのか?
そもそも、そのような環境を作ったのは自分ではないのか?
他人のせいにすれば、少しは心が楽になるかもしれないが、本当にそれ
で自分の現状が改善されるのか?
他人のせいにする前に、自分の行動をよく顧みることが大事だろう。今
の環境、他人からの評価を作ったのは、すべて自分なのだから…。
愚痴る暇があるのならば、自分のマインド(思考)、行動をどんどん変
えていこう。優先順位を考えて、早め早めの対処を心掛けていれば、自然
と愚痴なんて減るもんじゃないかな。
生徒たちと会話をしていると、いろいろな人間に対する愚痴が出てく
る。なるべくなら、そういう話ではなく、もっと前向きな楽しい会話がし
たいものだ。
※『環境をつくるのは「他人」ではなく「自分」』であることを、よく心
に留めておこう。それだけで、人生変わるよ。
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