最近の小・中学生は「漢字」を避けて「ひらがな」で答えを書こうとい
う傾向がある。でも、それは、脳には決してよくないという。
幼時漢字教育の提唱者である大学教授の実験でも、漢字を覚える能力は
2~4歳児が最高であるとのこと。そこで、漢字教育をしている幼稚園が
多数存在するようだ。
そもそも「漢字」は「ひらがな」とちがって一目見た瞬間に「それが何
を表しているか」が分かる。それによって、子どもたちの文字能力を飛躍
的に高めて、頭の働きを活発にするという。
こう聞くと、たしかに思い当たるフシがある。所謂「できる」子たちは
漢字で答えを書くことを苦にしない。逆に勉強を「苦手」としている子た
ちは、漢字で答えを書くことが難しいと言う。
また、漢字を覚えてきた子は、分からない言葉があれば辞書を引いた
り、大人に聞こうとする傾向が強いが、ひらがなばかりできた子たちは、
何かあるとひらがなへ逃げる傾向が強い。
小学校段階で、「答えを漢字で書こうとして間違えるくらいなら、ひら
がなでいいよ。」という指導(?)をする先生も存在するようだが、子ど
もの脳の発達を考えたら、決して口にしてはならない言葉だと思う。漢字
からいろいろな意味を感じ取ることができるようになったら、今まで頭に
入ってこなかった事柄がすんなり消化できるようになるはずだ。
漢字から逃げてきた子たちは、これらを踏まえて、しっかり漢字で書く
ことを実践していこう。漢字の意味からいろいろな知識が結びつき、記憶
力もよくしてくれることだろうと思う。
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