授業をしていると、
「先生、こんなの人生で使うんですか?」
という質問をよく受ける。
結論から言うと、
「社会生活の中で、直接使う場面はほとんどない。」
となるものが多い。(将来の進路にもよるが)
では、果たして「やらなくてもいい」のか?
ここで「やる意味なくない?」と考える子は、「その場」のみの損得勘
定で物事を捉えているのだろう。やっておいて「損」か「得」かなんて、
「その場」だけでは判断しかねる。だって、数年、あるいは数十年たって
から「あの時やっておけば…」なんてこともあるのだから。
そう考えると、「今習っていること」は「今できること」なのだから、
「素直にやって身につけておけばいい」のではないだろうか。今の判断基
準だけで「必要」か「不要」かなんて早計すぎる。
以前のブログにも書いたことだが、「後悔」は人生最大の報いだ。気づ
いたときに「手遅れ」となっている状態になって、はじめて人は「後悔」
するのだから。そうならぬように、「今やれることは今やる」という意識
を持ち続けて頑張って欲しい。
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