努力と気持ちの問題

 中3生の「学伸テスト」が終わった。(一部振替の生徒もいるが…)

 結論から言ってしまえば「ガッカリ」というところかな。例年との比較でも、決して褒められたものではない。

 勿論、ものすごく頑張って準備した生徒も何人かはいる。現に暫定1位はBクラスの生徒だ。テキスト点検をした際には、とても✖が多かったので、思わず「うわっっ、これは…」と言ってしまったが、本人は「ちゃんと覚えなおしたから大丈夫です!」と自信ありげな表情で答えてくれた。そして見事に結果を残した。キチンとした準備に裏打ちされた自信だったんだよね。素晴らしい!!

 

 そういう頑張りを見せた生徒がいる反面、過半数の生徒は…ね。今まで以上の努力をした痕跡は、答案からは得られなかった。苦手教科は相変わらず苦手なまま、ただ表面上テキスト課題をこなしたなという感じだ。

 今回、数学で比較的上位にきたBクラスの生徒も何名かいるが、この生徒たちはゴールデンウイーク期間中の教室開放に参加して、補習プリントを頑張っていたのだ。そういう機会を与えられながら(参加したくてもできなかった訳アリの生徒もいるとは聞いてはいるが)、苦手にも関わらず参加をしなかった生徒の結果は「悲惨」の一言。これは単に「自業自得」では片づけられない。向上心がないのか、テスト補習を受ければなんとかなると思い込んでいるのか…。こういう考え方の生徒から淘汰されていくのが受験なのだが、まだそれがわからないのかな…。

 

 「成績を変える」あるいは「現状を変える」ためには、強い意志と努力は必要不可欠だ。今回の学伸テストの結果が如実にそれを物語っている。AクラスであろうがBクラスであろうが、しっかりと頑張った生徒が好結果を得る。それが学伸テスト。本来の「テストのあるべき姿」だと思う。基礎内容であっても、学伸テストはその場しのぎでごまかせるような甘いものではない。(それなりのボリュームですからね…)

 

 生徒たちには昨日、檄を飛ばしたが、失った時間を取り戻すために、今週は少々キツイ生活を送ることになる。でも、それは仕方のないことだ。どこかで楽をすれば、その分どこかで苦しくなる。幸いなことに、まだ中間テストが終わってしまったわけではない。失われた大事な時間分を取り返すべく、上手に時間をやり繰りし、必死に向上に努めていこう。まだまだ、例年の受験生レベルのもう1段上に上がりたいという「気持ち」と「努力」には及んでない。気持ちをキチンと入れかえて、自分自身のために改めて頑張り直そう。

 

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