やらないなら淘汰されるべき

 「向上心がない生徒、現状を変えるべく頑張れない生徒は今すぐ辞めよ!」

 昨日、中2生に向かって伝えた言葉である。

 

 塾に来るだけで成績が上がるわけではない。当然、定着のためには家庭学習が必要である。そんなことはずっと伝えてきている。だからこそ、日々のチェックテストが存在する。

 

 昨日の中2生の学伸テストの出来はよろしくない。特に社会。通常授業およびチェックテストで使用した授業プリントを、ゴールデンウイーク前にも再配布し、最終確認。間違えた問題の口頭質問までしたうえで、範囲表にも「授業プリントを活用しつつ、テキストを進めること」と記載しておいた。

 

 実際のテスト内容も、授業プリントベースにしつつテキストの問題も織り交ぜての出題としてある。しっかり準備すれば当たり前のように90%以上の正答率となるはずの内容である。大学入試問題のように「落とす問題」ではなく「定着度の確認問題」なのだからできないはずがない。

 

 それにも関わらず、まだ「やらない」生徒が存在する。決して「やれない」わけではないだろう。やれるのにその気がないからやらないだけ。そんな状態であれば、学伸塾へ来る必要はない。生徒たちには改めて話をしたが、ここは「本気で頑張りたい生徒が集う塾」である。向上心を持って戦う意思がないのであれば、もっとぬるい環境に自分の身を置いたらどうかと思う。幸い、この地域にはいろんな学習塾がある。塾探しに困ることはないだろう。

 

 厳しいことを言っているように感じるかもしれないが、こちらは常に生徒の先々を見据え、どのタイミングでどのような話をすればより効果的かを考えながら全力の指導をしている。我々のやっていることは決して教育ビジネスではない。この塾に来ることで、その生徒の将来が変わる、そんな関わり方をしているつもりである。

 

 だからこそ「その気」のない生徒は淘汰されるべきであると思う。その気のない生徒に時間と無駄な労力を使うぐらいなら、向上心ある生徒にたくさんのエネルギーを使いたい。真剣に頑張る気がない生徒には、自ら身を引いてほしいと思う。「やる気をださせてくれ」というのはお門違いだ。「やる気スイッチはそもそも自分で押すもの」である。他人に押してもらうものではないし、他人が押したものでは長続きはしない。

 

 昨日の話を聞いたあとで、気合を入れなおして頑張る意志があるのであれば、空き時間を使って早めにしっかりと立て直すこと。塾以外の場所でどれだけ頑張れるかが大事だ。我々の目が届かない場所でも、優先順位をしっかりつけて、やるべきことが当たり前にできるようになれば、もっともっと上に行ける。君たちにはそれができるはずだ。

 

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