その日で完結しない…

「その日のうちにやるべきことをやりきる」

それが学伸塾の基本方針なのだが、今回のテスト対策では、それができていない者が非常に多い。やるべきことがやりきれずして、テストで好結果が残せるわけはない。普段の準備以上のものなんて勉強では出ないのが普通である。

 そもそも日々の学校課題への取り組みが甘いからこそ、テスト期間の2回目がスムーズに進まない。表面上の課題提出なんて意味はない。キチンと学校課題をやり、間違えた問題を解説を読みこみ理解した上で直していれば、こんな状況にはならない。君たちの勉強にはちゃんと「途中」はあるのかい?

 「途中」とは、以前もブログに書いたことはあるが、頭の中で関連事項を経由させて意味として全体像を理解しながら覚えているかということ。その問題しか解けないような一方通行的な意味なし暗記で直しをしてしまうと、活きた知識として定着することはない。そして、日々の題をそのやり方でやり過ごしてしまうと、2回目をやっても「やっぱりできない」状態になる。それは結局、やってないに等しい。

 こんなことを繰り返していては、学年が進んで学習内容が増えれば増えるほど、テスト前に苦しくなってしまう。現に今の中3生も、かなり苦しい生徒が多い。結局、土曜日提出の課題を出せなかった生徒も5名ほどいる。(この生徒たちをどうしましょうかね…。期限が守れないのであれば…ね。) 

原因は、毎回その日にやるべきことができずに持ち越し持ち越しの繰り返しで、借金がどんどん積み重なっているからであり、これでは成績は上がらない。

 中間テストが終わり次第、期末テストに向けて、また日々の課題に追われることとなるが、そこでは今回と同じ轍を踏まぬよう、しっかりと根本理解ができるまで粘り強く頑張ることだ。幸い、期末テストのほうが課題の範囲的には狭くなる。今回よりも課題が少ない分だけ、中身の濃い取り組みが可能となるはず。そこで今後に向けて正しい課題への取り組み方をキチンと実行して習慣としていくこと。