叱るとき

 学伸テストが近づいてきて、自習室の利用者も日を追うごとに増えてきている。とてもいい傾向だと思う。大小関係なく、テストという名のつくものに対して全力で臨むようにと指導しているので、万全の準備をしようとする姿は微笑ましい。これで結果も伴えば、本人の自信にもなるだろうし、期末テストに向けての大きな弾みにもなる。時間の許す限り、精一杯のことをやってほしい。

 

 さて、ここ数日で気になることが出てきた。おかげで叱る(程度によって強さの度合いは異なるが)回数が増えてきている…。テスト対策が控えているこの場面、できれば叱ることで喉をつぶしたくはない。よって、ここで叱る場合を確認しておきたい。

 

その1:テスト(大小関係なし)に対してキチンとした準備で臨まないとき

   ➡注意や警告をするが、それでも繰り返す時は強制退塾

その2:失敗を指摘されても改善しようとしないとき

その3:他人を容赦なく傷つけるような言動があったとき

   ➡注意や警告をするが、それでも繰り返す時は強制退塾

その4:提出期限を守らないとき

   ➡注意や警告をするが、それでも繰り返す時は強制退塾

その5:備品を大事に扱わない場合

   ➡故意による破損の場合は、弁償させたのち強制退塾

その6:授業を妨害しようとするとき

   ➡今まで出会ったことはないが…、即刻退場。そもそも、そのような者は入塾させない。

その7:約束事や指示が守れない場合

   ➡信用してほしければ、行動で示すように厳重注意。

その8:説明を聴く態度がなってない。あるいはよそ事をしている。

   ➡当然、問題演習が円滑に進まず、塾にきている意味はゼロ。体験生にごくたまに存在する。

    厳重注意をしても改善されない場合は退塾勧告。

 

ざっとこんなところだが、誰が見ても納得するものばかりだと思う。基本的に「人の道」に外れなければ、叱られることはまずない。理不尽だと言われたことも今のところない(記憶をたどった限りでは)ので、誤爆したこともない(ハズ)。(叱る前に理由も確認している)

 

 塾生であろうが、体験生であろうが、僕の叱る基準は変わらない。現に、過去の卒塾生でも無料体験初日に怒鳴られた者もいる。(👈それでも入塾した) やるべきことをしっかりとやっている生徒には楽しんでもらおうと僕は思っているが、ただその場が楽しければいいという者はこの塾には必要ない。

 他より厳しい塾という話も出ているようだが、塾生としてやるべきことがきちんとできている生徒は厳しいとは感じていないんじゃないかな。自分に甘い、またはだらしない生徒が厳しいと感じているだけだと思う。でも、それって自己改善によってとらえ方を変えることができるよね。

 

 叱る時には、その生徒を何とか変えたいと思って全力で叱る。生徒も嫌だろうが、叱った後の僕の心の中にも、ずっともやもやしたものが残る。叱る方だって嫌なんだよ。でも、ときには生徒のために嫌な役目を果たすのも僕の仕事。たとえその場で嫌われようが、生徒の人生にプラスになると思えば、これからも容赦なく叱る。たとえその場はわかってくれなくても(なるべくその場で理解ができるように考えて話すが)、のちの人生、必ず理解してもらえる場面はやってくるよ。