やはり

 中1の学伸テスト後、説教が入る…。この学年に対しては、一番長いものとなった。

 

 予兆はあった。テキスト課題の点検をすると、大半の生徒の答え合わせがいい加減。間違っている答えにも平気でマルを打ち、漢字のミスにも気づかない。(気付けない?) 挙句の果てには、説明文で答える問題の解答が、意味不明な短縮形(主語などがない!)…。当然、テスト前に直しをさせて再点検をしたのだが、そんなテキトーなやり方なので、頭には残っていないだろうなと。

 案の定、出来は酷い。採点しながら、怒りがこみ上げてくる。明らかに準備していない。前回と比べると雲泥の差。今回の出来が能力なら仕方ないなと諦めるが、この生徒たちの力はこんなものではないことはわかっている。少なくとも小学校時代から厳しく鍛えてきた学年。もっとできるはず。

 

 部活が始まって忙しくなった等の言い訳をしたい生徒もいたかもしれないが、条件はみんな同じ。そんな中でもしっかり準備してきた生徒もいるのだ。前回の学伸テストでは比較的出来が良かったこともあり、「まあこれぐらいでなんとかなるかな」という慢心もあっただろう。

 しかし、こちらはそんな慢心など見抜いて、気を引き締めるべく檄を飛ばす。甘く見てもらっては困る。君たちが生まれる前から、この世界(塾業界)にいるのだ。生徒の心根や心理状態など、およそ検討がつく。

 

 

 今日の話を聞いて、どのように生徒が変わってくれるのかに期待している。今回のようなことは僕(太田)の指導を受けているならば、全員が通る道だ。叱られなかった学年など今までにない。期待をしているし、もっともっとできると思うからこそ、こちらも本気で叱る。これで、やっと本当の塾生になったということだ。学伸塾は「本気」の塾。それは塾生として忘れてはならない。