必死さが伝わってこない

 中3の素点確認があったようで、今日で得点が出そろいました…。うん、良くはないですね…。

前回より確実に上がっているであろう生徒がいる一方で、極端に点数が下がっている生徒も一定数存在しています。ですのでトータルすると、決して褒められたものではないです。というか、過去に受け持った中3生の1学期テスト結果と比べると、記憶している限りでは最低でしょうね。これが個々の生徒が全力を注いだ結果であれば仕方のないことなのでしょうが、どうもそのように思えません。塾にいる時間だけしか勉強していない、半数以上の生徒に関してはそのように感じます。家でやれないのであれば塾でやるようにと伝えているのですが…。まあ、こちらの指導力が足りないということなのですよね。

 一番ショックなのは、下がっているであろう生徒たちは口々に「ヤバい」とは言っていますが、それが行動には表れていないことです。本当に「ヤバい」と感じているのであれば、それなりの行動に移すものではないのかな…。言うだけなら簡単なんですよ。何とでも言えるんです。でも、そこから行動を変えなければ、結局何も変わらないのに…。この期に及んで、まだそれがわからないのかな。全くもって必死さが伝わってきません。

 努力するのは面倒くさい、自由時間を勉強に取られるのは嫌だ、でも成績は上げたい、そんな筋の通らない話はありません。成績の上がる子はしっかりと努力を続けているんですよ。しかもみんなが楽をしている時間に。けっして楽はしていません。

 塾生でも1人、入塾後に大幅な成績UPを遂げている中3生がいますが、こちらから見ていても人間が変わったみたいに頑張っています。前回の中間テストだけの成績UPであれば、まぐれの可能性もあったのですが、今回の期末テストもしっかり得点を伸ばしてきました。周りが崩れるなかで、中間テスト以上の素点が残っていますので、おそらく順位もまた上がるのでしょう。2回以上連続して結果が残ったものに関しては、完全に努力によって身についた実力です。もはや本物でしょう。大きく崩れることはなさそうですし、入塾前には考えられなかった(手が届かなかった)高校を受験することになりそうです。

 こういう生徒ほど目標と危機感を持って頑張っているんですよね。結果を残す生徒ほど、やるべきことをキチンとやっています。口先だけの人間に明るい未来はありません。将来の選択肢を増やしたければ、もっと必死になるべきです。そしてすぐに行動を改めましょう。行動を変えない限りは、結果は変わってこないのですから…。

 高校入試に向けての大事な大事な1学期内申が、これで出てしまいます。結果は厳しいものとなることが予測されます。いよいよ尻に火が付いた状態です。市長杯が近づいていて、部活一色の生活になりそうですが、こういうみんなの気持ちが勉強に向いていないときこそ、チャンスです。塾の授業も短縮にしている関係で、自分の時間が多く持てますよね。そこで何をするか…です。わかりますよね?

 2学期は1学期と比べると、相対的に成績の上がりにくい期間ですが、上がらないわけではありません。他人以上の頑張りをすれば成績UPは可能です。そのためには、この夏の過ごし方が大事ですよ。冗談抜きで、君たちの将来を左右しますから。