ゴールデンウイークやお盆休み、年末年始休みの間に、明らかに学習能力が低下する生徒が現れる。
塾で強制的に勉強させられる機会がなければ、自分を追い込んで勉強ができないのかな…。塾の授業がお休みとい
うだけで、勉強しなくていいという期間ではない。こういう期間をどのように過ごしてくるのかに期待をしていた
が、どうやら期待外れだったかな…。何名かの生徒は、夏休み課題の中で質問したい箇所に付箋を貼り、積極的に質
問に来ているが、大半の生徒は、その日その日をただやり過ごしているだけなのだろうね。
そんなことで自分を高めていけるのかな…。
志望校合格のイメージが湧くのかな…。
受験まであと半年しかないのに、不安にならないのかな…。
復習をすることができる最大の機会は、もう終わろうとしている。
残された時間をどのように密度濃く活かすことができるか、もっと真剣に考えて行動に移していかなければ、厳し
い現実を突きつけられるのではないかな…。
春からずっと言ってきているが、塾に来ていたって落ちるものは落ちる。合
格に必要な得点率が残せるかどうかがすべての世界、それが受験。〇か✖かの
2択しかないわけで、善戦に意味はない。いかに自分なりに頑張ったつもりで
も、ボーダーラインを越えなければ、すべて不合格だ。
夏期講座を進めている現状では、自分たちの有り様にもっと危機感を抱いて欲しいかな…。僕は現状の中3を見て
いて、春が怖くて仕方がない。こちらに対し、もっともっと必死さが伝わってくるような、鬼気迫る何かを感じさせ
るような、そんな勢いで己を鍛えていってほしい。失われた時間はもう戻らないのだから、無駄に過ごした分の時間
を取り返すべく、これから過ごす時間を濃密にしていかなければならない。