あとは自分次第

 昨日の授業内で、生徒たちに「ここからの100日間」についての話をした。

 

 1学期に志望校にチャレンジできるだけの内申を得た生徒であっても、2学期は最低限1学期以上の努力をしなければ、現状維持も危うい。部活動(運動部)を引退した今、さすがに周りの生徒も動き出すからだ。志望校チャレンジに対し、1学期内申が不足した生徒は、なおさら死にもの狂いで勝負懸けをしなければならない。

 

 ここで頑張れる生徒と頑張り切れない生徒では、大きく人生が分かれる。

 

 挑んで成功を勝ち取った生徒と、そこしか行くところがなくなって、流されるようにそこに辿り着いた生徒が同じような未来を築くわけはないよね。

 

 この期に及んでまだ易きに流れる生徒は、この先も同じことを繰り返すのだろうね…。

 

 人生が充実するかどうかは自分の気構え次第。他力本願ではなく自力で欲しいものは獲得できるように、自分を律して精一杯の努力をしよう。必死で頑張っている人間には自然とサポートが集まってくる。我々講師だってそう。伝えた通りのことを必死で頑張っている生徒には、いろいろしてあげたくなる。逆に、適当にその場をやり過ごしている生徒には、正直、あまり手を差し伸べてやろうとは思わない。我々だって人間だからね。当然のように感情がはたらく。身をもって失敗の味を知ることが、逆にその生徒の将来のためかと感じてしまうこともある。

 

 こんなことを書くとお叱りを受けるかもしれないが、高校合格は人生のゴールではない。中学生にとっては大きなハードルに映るだろうが、人生という大局の中では、ほんの一部分に過ぎない。失敗から学ぶのであれば、やり直しがきく早いうちにとは思う。そこで目を覚まし、奮起してくれれば、まだまだ逆転は可能だからだ。

 

 何にしても、ここからは自分次第。

 

 鉄のようなかたい意志で、合格の可能性を手繰り寄せる努力をしよう。

 

 自分の意志で、自分の力で、自分の努力で欲しいものを勝ち取る。

 

 それができたら、自分に自信が持てるよね。

 

 そういう成功体験の積み重ねが人を大きく成長させてくれる。

 

 将来の自分のために、必死で頑張る時、それが「今」じゃないかな。