酷いな…

 7日(木)の中3チェックテスト(数学)の出来は酷かったな…。

 

 二次関数の「変域」と「変化の割合」で、それぞれ一次関数との融合問題を出題。もちろん、月曜日の段階では、ほとんどの生徒が正解していた。しかし、念には念をと思い、練習用プリントを配布しつつ「これを使って練習しておいた方がよい」旨を伝えていた…。更に、テスト直前にもざっくりと解法確認までしたのだが…。

 

 結局、満点合格はAクラスで1名、Bクラス0名という有り様。

 

 学伸塾では、「その日に習ってできるようにした内容については、その日の夜から次回授業時まで欠かさず復習をすること」がルールとなっていて、それを実行しているかどうかを確認(もちろん定着度も)するためにチェックテストが実施されている。

 

 キチンとルールを守っている生徒であれば、事前確認が入ったという状況であればケアレスミス以外に失点はしないものだ。少なくとも、今回のチェックテストに関しては、「ナメていた」と思われても仕方がないだろう。塾である以上、基本的な解法が定着していることを前提に、俗に言う「裏技」的な解き方を教えることもある。(二次関数だけでもいくつか存在する) 解答にかける時間を短縮する、あるいは計算を簡単にし、ミスを防ぐことを目的として裏技を教えるのだが、これを使うとどうしても学習内容が簡単に思えてしまう。そこに落とし穴があるのだろう。

「簡単に解けるから、テスト前にちらっと確認すればいい…」という念が生じる。

 

 しかし、人間の脳はそんなに甘くはない。

 

 日々やらなければ、きっちり忘れる。

 

 復習をしなかった学習内容なんて、あっさりと脳が「これは大事な情報ではない」と認識する。

 

 そして、寝ている間に消去にかかる。

 

 しょうがない。

 

 それが脳の構造というものだ。

 

 短期記憶を長期記憶に換えるために、反復して「刷り込む」という作業をしてやらないといけない。

 

 それも、直前にサラッと確認されただけでは「えっ!?」となるくらいに…。

 

 今回は久しぶりに軽~い(?)檄を飛ばした。(特にAクラス)

 

 理由は、ケアレスミスではなく、キチンとした準備がなされていないからだ。(要は、家で仕上げてきていない、または復習していない) やるべきことをやらずに、志望校にチャレンジしたいなどと、夢物語ばかり語る生徒になってはダメだよね。結果が出る状態になるまで準備、これが中3に求められている勉強だ。だれも過程なんて評価してはくれない。

 

 キチンと準備をしてこないのであれば、塾を去ろう。

 

 向上心を持たない生徒を相手にするほど、暇ではないのでね。

 

 自分の持てるエネルギーは、すべて本気で頑張る生徒のために注ぎたい。

 

 チェックテストの準備で檄を飛ばすのは、今回が最後であってほしい。

 

 そろそろ、みんなの本気が見たいのだがね…。

 

 さて、次回以降、どうなるかな…。

 

 

※教育ビジネスをしているわけではないので、何度指摘されても一向に変わる気配を見せない生徒は、退塾勧告をし

 ます。保護者の方もご承知おき下さい。この時期の中3であっても僕の基準はブレません。一生懸命でない生徒

 指示を守れない生徒は、学伸塾にいる資格はありません。