勘違い無きよう…

 正直、中3のチェックテストの出来具合にはご立腹気味だ。

 

 釘は刺した。

 

 「必ず、次回の授業まで毎日解き方を確認せよ」と。

 

 その上で、あのチェックテストの出来具合…。

 

 勘違いをしては困る。

 

 わざわざ、警告をしたということは、そんなに甘い内容ではないということだ。

 

 授業中は1パターンずつ噛み砕いて説明しているから、わかった気にもなるだろうし簡単にも感じるだろう。

 

 それによって「次回のチェックテスト前に少し確認すれば出来そう」と思ったのかもしれない。

 

 しかし、日々の復習がいい加減であればあるほど、水が高きから低きに流れるがごとく、至極当然のように解き方

 

を忘れる。それが人間だ。我々の脳は、意味を結びつけた事柄を繰り返し刷り込むことによってのみ、記憶が保持で

 

きるようなるのだ。刷り込む前に時間をあけてしまったら…、ただ忘却あるのみだ。

 

 チェックテスト直前になって慌てて解法を聞きに来る姿もまた情けない。

 

 習ったその日のうちにミス直しまでするのだから、1度は解法を理解しているはずだ。あとはその日のうちに確認

 

を怠らなければ、解法を忘れることはない。数学なんて1回の授業で覚えるべきパターンはたかが知れているのだか

 

ら…。

 

 いつまでこんなことを繰り返すのか…。

 

 「今」を積み重ねた先に入試がある。

 

 こんな日々の過ごし方で志望校合格が勝ち取れるのか。

 

 もっと真剣に日々のあり方を考えよ。