うれしい誤算もあった。
志望校への挑戦権をかけて、ものすごく努力をしたのだろう。
こちらの予想をはるかに上回り、「すっげぇ頑張ったよな!!」と言わせる数字を残した生徒がいた。
その一方で、全体の出来は褒められたものではない。
要因は明らか。
強制されなければ「やらない」のだろう。
この期に及んで…だ。
今回は、先週末に数学の練習用プリントを配布した。いつもであればノルマとして何時まで居残りしてでもこちら
の管理下でやらせるのだが、期末テストあるいは入試への意気込みを確認したくて「やったほうがいいとは思う」と
伝えておいた。
そういわれたとき、意気込みのある生徒であれば、当然与えられたものはすべてやりきってくる。「心に甘えのあ
る生徒」、あるいは「面倒くさがりな生徒」は、「提出課題」でなければ手をつけようともしない。数学のテストに
は、与えられたプリントを利用してしっかりと練習を積んでおかなければ得点が伸びないものが多く含まれている。
だから、ちゃんと準備したのかどうかは採点すればわかる。頑張った生徒が報われる、それが学伸テストだ。
残念ながら、今年の3年生は「やれない」生徒の割合が圧倒的に多い…。
こんな意気込みのなさでは、指導する気も失せてくる…。
本気の指導を望むのであれば、それなりの準備をしてくるのが「筋」というものだろう。
やるべきことをやらずに結果のみを求めるなんて図々しいにも程がある。
よって、テスト後にお説教が入る…。最後の最後まで、褒められずに来たよね…、この3年生は。
どこまで生徒の心に響いたのかはわからない。
だが、伝えたいことは伝えた。
あとは生徒がどう応えてくれるかだけだ。
「まだまだこんなものじゃない」はずだし、「このままでは生徒たちは後悔す
る」と思うからこそ、厳しい檄を飛ばした。
素直な生徒ばかり集まってくれていると思っている。
きっと、変わる努力をしてくれるよね…。
今のままじゃぁ「足りない」んだよ。
今のままじゃぁ「結果は変わらない」んだよ。
今のままじゃぁ「後悔する」ことになるんだよ。
それが嫌なら、「やる」しかないよな。