中3生は早くも素点確認が行われたようで、テスト結果がおおよそ出そろったのだが…、結果(数字)だけを見る
と今回も厳しそうだ。もちろん、各々の生徒は塾では時間の許す限り一生懸命やっていたので、結果は結果として素
直に受け入れるしかない。ケアレスミスを言い訳にしていた生徒もいたが、ケアレスミスが何問も発生するという事
であれば、やはりそれは実力不足という以外にない。余裕がないからミスが多発するのだ。通常時の処理スピードの
なさも、今回は大きく関係してしまったようだ。特に国語と数学。これらは「時間が足りなかった」という生徒が後
を絶たない…。でも、それも実力なのだよね。能力と処理スピードは相関関係が深い。まぁ言ってしまえばパソコン
の処理スピードとメモリーの関係のようなものだろうか。ただ、パソコンではメモリーを増設すれば処理スピードも
速くなる(体感的には)ように、人間だって訓練すれば処理スピードは上がる。要は、普段からスピードを意識し
て、基本問題であれば無意識レベルで解くことが出来るような状態をつくっているのかどうか、ということだろう。
生徒たちにはずっと言ってきたことだが、今年の中3生は例年と比べるとこちらの予定通りに進まないことが多い。
入塾時の基礎学力がお世辞にも高い学年ではないので、応用問題への対応力はもともと心配してはいたが、基本問題
でも取りこぼしが目立つようでは本当の意味で「身につけた」というところまではやり込んでいないのかな…。国語
の読み取りにしても、初見の文章ではなく履修済みの文章を相手にしているのだから、どこに何が書いてあるのかと
いうことくらいは、課題用のワークをやりながら把握できると思う。
いずれにしても、自分たちの日々の意識次第で十分に変わり身が期待できる部分
だ。幸い、公立組はまだ総合テストが控えている。今週からの課題への取り組み方1つで、まだまだ何かを起こせる
んじゃないか。やるだけやってみよう。まだすべてが終わってしまったというわけではな
い。年間のトータルで3学期内申がつくというのであれば、総合テスト次第ではまだまだ逆転の
目があるということだよな。今回の結果に何か感じる部分が少しでもあるという
のであれば、すぐに行動に移そう。何かを感じたときが、もっとも変われるチ
ャンスじゃないかい?