深刻なこ・く・ご…。

 生徒たちに対し、口頭質問をしていると、時折「えっ!?」という答えが

 

返ってくることがある。例えば「○○に任じられた人物はだれ?」という問

 

いに対して、人物名ではない答えを平気で言ってしまう…。( ;∀;) それ

 

も1人2人ではない…。(中1・中3は結構いるよね…、う~ん) 口頭でこの状態だから、

 

テスト時に自分たちで正しく問題の内容を理解できるのか…と心配していた

 

ら、数日前の中日新聞に右の記事が掲載されていた。

 

 青枠の中を読み比べたときに、内容が「同じ」か「異なる」かを判断するというものだが、サッと読んでみても、

 

「幕府が命じた」(上)と「幕府が命じられた」(下)では全く意味が違うはずなのに、中学生の半数近くが「同

 

じ意味」と捉えていたというのだ…。( ゚Д゚)

 

 やはり読み取り能力については、かなり深刻なところまできているようだ…。しかし、これについては特効薬はな

 

い。思い込みや決めつけをなくしてしっかりと文意を汲み取るしかない。国語の課題1つとってみても、サッと目を

 

通して、「わからんし!」と答えを丸写しするのではなく、「なぜその答えなのか・なぜ答えがその部分なのか」を

 

解説を読みこんでしっかり理解しようと努めることを続けなければ進歩しないだろうね。いつも言ってきているのだ

 

が、地味な作業だから「面倒くさい」が勝ってしなうのかな…。しかし、読み取り能力の低さは他の教科にも悪影響

 

を及ぼすことは肝に銘じておかなければならない。定期テストはまだ初見の文章ではないから多少のごまかしがきく

 

のが普通(今回の中1はそれすら効いていなかったよね)なのだが、入試や実力テストではそうはいかない。早いうちから手を打ってお

 

かないと…、まずいよね。マイペースや基礎整理の国語課題、もっとしっかりやらないとね。そして、解説を読みこ

 

んだ上で、「なぜ」が解決しなければ、学校の先生や塾を利用すればよいのだから。