惨敗から何を学ぶか…

 今週の中2数学の授業では、昨年度の全県模試の演習およびポイント解説を実施した。

 

 結果は…、

 

 惨敗…。( ゚Д゚)

 

 確かに、初見で解くには難しい問題もある。(模試なので、基礎と応用でハッキリと難易度の差がある)

 

 そして何より、習いたての知識では発想が及ばない問題すら存在する…、という感じだった。

 

 それはそうだろう。(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン。

 

 現状の数学の「証明」問題なんて、「証明すること」のみに意識がいってしまい、「合同であることを証明できた

 

からこそ…」という部分までは気が回らない。最初からそこまで気の回る生徒は「かなりできる」生徒だけだ。

 

 それでも敢えて解かせたのには、もちろん意味がある。

 

 1つは、

 

 弱点のあぶり出し。履修内容であっても、解き方や公式がしっかり身に付いている(忘れないレベルで)単元とう

 

ろ覚え(言われれば思い出すが、その場ではスッと反応できない)の単元を明確にし、冬期講習および冬期課題(学

 

校課題含む)で重点的に勉強すべきものをハッキリとさせることは大事だ。勉強する以上は、目的をしっかり持った

 

うがただ漠然とやるよりも好結果につながる。やはり「意識」はポイントだね。

 

 もう1つは、

 

 思考の幅を広げること。教科書レベルでは合同を証明できればそれで終わりだが、実力テストでは合同を証明でき

 

ることは大前提であって、その先を考える問題が出題されている。こういた問題は経験値を増やしておくことで対応

 

が可能になってくる。岡崎学力テストでもよく見られるパターンである。「こういう考え方をしたことがある」とい

 

う経験は大きな武器だ。こういう問題は模試などを利用して経験値を増やすのが手っ取り早い。(こちらから見てい

 

て良問が多い)

 

 確かに、惨敗はした。しかし、そこから多くを学び取ることができれば、それはそれで最高の機会になったのでは

 

ないかな。練習段階はむしろ惨敗した方がいい。身につけるべき課題が多い方が、勉強する張り合いがあるというも

 

のだろう。決して自信を失う必要はない。解説を聞いて、理解できる状態であれば大丈夫。

 

問題と思考して戦っているときが一番力がつくのだからね。ただし、記憶が薄れる前に、復習はしておこう。そんな

 

に時間はかからないはずだ。そのほんの少しを積み上げるかどうかで、数か月後の実力の伸びが変わってくる。日々

 

の中のほんの少しを疎かにしてはいけない。