「study」と「learn」、この違いは大きい…。
前者は、所謂「行為」を示す単語。つまり、会得したかどうかは別として、何かしらの知識や情報を
獲得しようとしたことを意味する。
対して後者は、誰かの指導を受ける、あるいは勉強や練習を通じて何かを会得することを意味する。
勉強は費やした「時間」何て正直どうでもいい。結局は「何が身に付いたのか、何ができるようにな
ったのか」が全てだ。テストは自力でできるようにならなければいけないのでね。
だから、学伸塾生には、「何時間塾で勉強した」ということよりも、「塾でこれが身に付いた」とい
うことに主眼を置くようになってほしいと思う。すでにこのステージに辿り着いている生徒もいるが、
まだまだ少数だ…。
我々教える側も勘違いをしてはいけないね。
「fun」と「interesting」の違いも大きい。
前者は単に「楽しい」を意味する。例えば、サッカーの試合を見るのは楽しいなどである。授業をど
のように展開するのかは、そのときの生徒の状況にもよるのだが、単に「楽しい」だけでは仕方がな
い。生徒は授業料を払って漫談を聴きに来ているわけではないからだ。授業を聴いて、その教科に対し
「知的好奇心がそそられるような面白さ」が湧くような後者の方を感じてもらうのが理想だ。人は「興
味引かれるもの」には主体的に取り組む傾向にある。知的好奇心がそそられれば、その教科の吸収力も
違ってくる。そういう意味では、「interesting」を感じてもらえるような授業づくり・展
開を考えておかなければならない。
生徒の「知的好奇心」を湧きあがらせ、生徒が主体的に教科内容を身につけるようになる授業。これ
が究極、僕が目指すところかな。こんな授業が日々展開出来たら、生徒の学力の底上げも今よりもっと
もっとできるようになるはず…。
生徒たちも、僕自身も、まだまだやれることだらけだな…。
でも、まだ成長できる部分が残されているってことだから、それはそれで楽しみはあるね。
生徒たちとともに、まだまだ勉強の日々は続く…。