現実を受け止めた上で…

 中3生に個別に模試の個票を返した。

 

 このまま頑張れば大丈夫。

 

 この教科に重点を置いて勉強しよう。

 

 第一志望は厳しい。

 

 第二志望になっても構わないという事であれば、十分に準備してチャレンジしよう。

 

 絶対に第一志望校に受かりたいという覚悟はあるか?

 

 今の君には覚悟を感じないな。

 

 まだ入試を甘く見ているのではないか?

 

 現状を1人1人の生徒に正直に伝えたつもりだ。

 

 中には志望校の最終決定を持ち越し、近日中に家族会議をすることとなった生徒もいる。

 

 入試にミラクル(奇跡)は期待すべきではない。そもそも現状の入試問題は偶然による正解を防ぐよ

 

うに作成されている。普段の頑張りがモノをいう。日々の積み重ねで合格を勝ち取る、それが入試だ。

 

 生徒たちには、現実を受け止めた上でどのようにすべきかも話した。厳しい現実を伝えて、気落ちし

 

てほしいわけではない。現状を理解したうえで、覚悟を決めて欲しいのだ。

 

 残された準備期間は少ない…。

 

 覚悟を決めて必死にいろいろな問題をこなし、確かな知識・経験値を獲得していかなければ、結果は

 

危うくなる。ここまできたら、ただ「ヤル」しかないよな。生徒たちの真の覚悟、これが見たい。

 

 入試までのパターン集課題も出した。西高以上の受験者は、2月からは強制的に図形問題補習も実施

 

される。やるべきことは盛りだくさんだ。すべてを投げ出したくなる瞬間もあるだろう。しかし、本当

 

に覚悟を決めていれば、すべてが今の自分には必要であると理解し、乗り越えられるはず。この状況か

 

ら目を背けず、全力で乗り越え合格を勝ち取ったとき、人間的に一回りも二回りもグッと成長できるん

 

じゃないかな。