予想していたよりは…

 中3生の総合テスト結果が出そろった。

 

 5教科なり9教科なりで2学期期末テストより順位を上げてきた生徒は半数の12名、うち過去最高

 

順位を獲得した生徒は3名いた。

 

 全体の50%が順位を上げたこ自体は、正直、予想以上の結果だ。しかし、素点だけを見ていると、

 

とても喜べる状況ではなかった。圧倒的にマイペースのやり込みが足りない…。今回、過去最高順位を獲

 

得した生徒たちは、しっかりと冬休み課題の段階から準備ができていた生徒ということだ。

 

 心配なのは、私立高校単願組…。そろいもそろって順位ダウン。気持ちが切れているのか…? はたま

 

た3学期内申は関係ないしと油断していたのか…? 入試はもう目前に迫っているのだが…。まぁ本日の

 

入試特訓で、己のふがいなさにさすがに目が覚めた(授業後に自主勉をしていった。)ようだし、残さ

 

れた期間、しっかりとやってくれることかと思っている。

 

 公立進学校を目指す生徒たちも結果は思わしくなかったね…。この総合テストの出来=現状の実力だか

 

らね。尻に火が付いたよね。ここからどこまで挽回できるのか…。毎日塾に缶詰でもいいくらいだよね。

 

残された時間を、高い集中力で過去最高に自分を追い込んで、ようやく手が届くかどうか、そんな状況

 

だ。救いは内申点に絶対的に影響しそうなほどの失敗ではなかったことかな。

 

 本格的な入試形式の問題演習が始まった。この演習の結果に一喜一憂してほしくはない。大事なこと

 

は、「演習を通じて何を獲得するか」だ。間違えた問題の解説に耳を傾け、必要な情報

 

は即座にメモし、脳に刻みこむ。その刻み込んだ情報を元にして、類題が出てきたときに解けるように

 

することが目的なのだ。時間があれば、数日後にミス問の解き直しをして、記憶のチェックをする必要

 

性もあろう。そんな作業の繰り返しで己を高めていかなければならない。すべてを受験に注

 

ぐ。そんな覚悟を持って必死に取り組もう。そういう必死な生徒にはトコトンま

 

で指導したいと思う。