中3進学校志望者への入試図形補習を開始した。
さすがに初日は大苦戦&大惨敗。
ワンヒントあげると「あっ!!そうか!!」となるのだが、まだまだ自分だけでは気づけない。
まぁ、これは毎年のことなのだけどね…。
ただ、繰り返し問題演習をしていくことで、「これはここに補助線を引くパターンだな」とか「問題
文にこのキーワードがあるから、あの定理を利用するんだな」といったことが徐々に見えてくるように
なる。幸い、近年の図形問題は平成20年前後のものと比較すると随分解きやすくなってきている。し
っかりと練習を積み重ねていけば十分に対応可能といえるレベルだ。(一昔前の問題は、手順が分かっ
ても計算が面倒で時間が不足がちだった…) 何十問と解いていくと、実は限られたパターンの組み合わ
せを使っているということに気づけると思う。その領域まで頑張ってほしいなと思う。
さて、中1・2の学年末テストの範囲も図形が関わっている。特にシンドイのは中1の平面図形と空
間図形。何せ公式が多い。図形ごとに公式を使い分けることができるように相当反復しておく必要があ
るのだが、中には頭の中で手順を消化できない生徒が少なからず存在する。正直、この図形の単元は生
徒ごとの思考能力を如実に表してしまうかのような恐ろしい単元だ。(T_T) 毎年感じるが、この単元を
苦にしない生徒は、基本的に志望校も高いレベルにある。まだ1年と思われるかもしれないが、この単
元を指導していると、「あぁ、この生徒は〇〇高校ぐらいまでかな」というイメージが自ずと湧いてく
る。(稀にいい意味で化ける生徒もいるが…) 今年の中1生を見ていると…、かなり苦戦しそうだね
…。( ゚Д゚) チェックテストの段階では、ある程度できていても、それは小単元に分けているからね。ま
とめて出題されたときに公式の使い分けができるかどうか…。こちらの予想を上回ってくれることを期待
したいが…、どうかな…。
中2生も正しい証明手順と等積変形は特に入試頻出の重要単元だからね。しっかり練習を積み上げて
おこう。少なくとも、学伸テストレベルの問題でヒーヒー言っているようではダメだぞ!