ほぼ予想通り…

 中1数学の平面図形・空間図形の出来を見ると、ほぼ2年後の受験校がわかる…、という内容を以前の

 

ブログに書いた。実は数学に関しては、この時期、敢えて毎年同じ内容の学伸テストを使用している。

 

もちろん、例年、範囲が重なるからというのが大きな要因ではあるが、他の要因として、生徒の能力の

 

見極めも兼ねている。自分の指導経験プラス過去の卒塾生のデータを参考に、将来的にどの高校を目指

 

せそうかという判断を頭の中で下しているわけだ。

 

 今回は、生徒にこの数学のテストで以下のような指標を出した。(もちろん過去の実績に基づく)

 

 90点~ 岡崎高校

 

 80点~ 岡崎北高校

 

 70点~ 岡崎西高校

 

 60点~ 岡崎東高校

 

 50点~ 岡崎工業・岡崎商業

 

 40点~ 岩津高校

 

 ~40点 …。

 

 パターン暗記+論理的思考力を問われる単元なので、練習量が少ない段階では能力差がはっきり表れ

 

てしまう。う~ん、図って怖い…。( ゚Д゚) 教の学伸テストで出た結果と、こちらから見た生徒たちの

 

将来的な受験校はかなりの確率でマッチしていた。全県模試で自分たちが書いた志望校とかなり一致し

 

てたんじゃないかな。もう僕的には「予想通り」でしかなかったというのが感想である。

 

 ただ、これはあくまで「このままでは…」という意味。ここから奮起すれば、当然いい意味でこちらの

 

予想を裏切ることは可能なはずだ。センスってやつはある程度までは演習を重ねることで磨かれるから

 

ね。必死で何かを獲得しようと演習量を増やしていけば、必ずできるようになっていくはずだ。

 

 テスト後にはこんな話もした。

 

「中3生は今日から入試が始まった。君たちも2年後には入試だ。『これをまだ2年もある』と見るか

 

『あと2年しかない』とみるか、その差は大きいぞ!」と。年齢を重ねれば重ねるほど1年というスパ

 

ンは短く感じられる。2年なんて意外とすぐなんだな、これが。入試のことを考えると、今の勉強に対

 

する考えや取り組みの甘さは不安材料以外の何物でもない。なるべく早く、変えるべきは変えていかな

 

ければならない。生徒が変わろうとしなければ、何度でも口酸っぱく訴えて、半ば強制的にでもやらせ

 

る他はないのだろうが、外発的動機付けよりも内発的動機付けのほうが良いのはいうまでもない。早く

 

個々の生徒の内面に変化が訪れるようにいろいろと働きかけていきたい。

 

 

※中1の保護者の皆様へ

 

 数学の答案は、テスト後に生徒同士で交換採点をさせたため、あくまで暫定の点数ですが、お子さんに何点取れていたのかを確認してみて下さい。その数字と上記目安を参照いただいて、現状のお子さんの論理的思考力がどれくらいであるかをご承知おきいただければと思います。答案は最終チェックのために回収してありますので、金曜の補習日に返却いたします。