毎年のことだが…、「等式変形」は定着するまでにものすごく時間を要する生徒が現れる…。
もちろん、説明も一生懸命聴いているし、演習時も戦ってはいるのだが…、なかなかスムーズにはいか
ない。中1の方程式がスムーズに解ければ、本来そこまで難易度の高いものではないのだけどね…。方程
式の習得で苦労していた生徒たちは、だいたい苦戦するね…、この単元。
板書では、式一行に付き一手順で途中式を書いて見せることにしている。生徒にもこの手順を守って
もらうためにである。こうしておくことで、もし間違えたとしてもピンポイントで修正箇所を指摘する
ことが可能で指導効率がいいし、生徒たちも答えが出るまでの過程が明確にわかるしで、良いことづく
めだよね。
1回の授業では定着度に差が出やすい単元であるが、苦手だと感じる生徒でも、多くの演習をこなし
ていくうちに「あっ、こういう事か、簡単じゃん♪」となる場面が必ず訪れる。(過去の先輩たちもそ
うでしたよ。今は簡単に解きますけどね。) そうなるまでしつこく、粘り強く演習を続けないとね。
その作業が「当たり前」に感じるところまでこれば、二度と解法を忘れないはず…。そこまでは頑張らな
いとな。もちろん、このあとの単元で必要だからこそ、このタイミングで学習するんだよね。ここで習
得しておかないと、次の単元がもっともっと大変なことになるよ~。