学伸テスト直前の授業になってきたため、各学年とも教科によっては総復習に入っている。特に社会
などは、これまでの授業プリントの2回目の穴埋めを実施しているが、すでに学伸テスト範囲のテキス
ト課題を進めている生徒とそうでない生徒の正答率・演習スピード、口答チェック時間などに大きな差
が生まれている。
数学にしてもそうだ。3月からの入塾組には毎週水曜日と土曜日に次回のチェックテスト勉強を塾で
やってもらうよう指示しているのだが、この生徒たちの正答率がときに上位陣を凌
駕することもある。こちらでお膳立てしているとはいえ、よく頑張っているなと思う。
中学内容の勉強は、結局のところ「やったか・やらなかったか」の世界。早めに段階的に勉強した生
徒が勝つようにできている。もちろん、多少の能力差は出てしまうが、そこは本人次第でかなりのカバ
ーが効く。実に公平だといえる。
たまに「そろそろ本気をだそうかな」という面白いつぶやきをする生徒に出くわすが、決まって
こういう生徒は何も変わらない。まぁ当たり前だ。口先だけで行動に移してないもん
ね。ブツブツ言う前に「何かしら手を付けて」みたら良いのだが…。頭であれこれ考えるよりも、まずは
机に向かってテキストなりプリントなりを開いて解きはじめちゃえばいい。気分が乗るのなんて待って
いたら、キリがない。
まずは行動に移してみたら、いろいろと変わるよ。始めちゃったら、頭が目の前のことについて考え
るようになるから。スタートが遅れれば遅れるだけ不利を被るのが勉強。そこを自覚して早めに準備を
していこう。スタートが遅れて時間的余裕がなくなれば、テキスト課題も表面上のやっつけになるでし
ょ? せっかくやるのであれば、自分で課題に「意味」を持たせて自分にプラスになるようにしないと
ね…、おもしろくないよね。