事前に「勝負どころ」と伝えておいた1学期中間テスト対策の「学伸テスト」を実施した。
悪い予兆はあった…。
テスト前のテキスト点検で、何人もの生徒に「誤字」の指摘。答え合わせがいい加減なのか、はたま
た「あってるでしょ」という思い込みの成せる業なのか…。
結果として、「例年より」は数字は残った。しかし、とてもじゃないがべた褒めというわけにはいか
なかった。この学年は、3月から7名ほど追加で入塾してきた生徒はいるが、元々は中1の夏からずっ
と固定で鍛えられてきたメンバー。今までの途中入塾だらけだった先輩たちとは基礎学力のベースが違
う。今までの先輩たちがこの中3生ぐらいの数字を残したらそれこそ「べた褒め」の場面ではあった
が、僕がこの中3生に寄せる期待値はもっともっと高い。よって、今回の結果
で満足されては…ね。現に、今回も取りこぼしの何と多いこと…。何というか、詰めが甘いよね、まだま
だ。もう少し自分を追い込んでおいたら、もっと上の数字が残るはずなんだよね。想定を少し下回った
のは残念だ。そして、何より指定時間内で問題を解ききれなかった生徒も数名いたのもよろしくない。
基礎で構成されたテストに対し、問題を読んで条件反射的に解答が書き出せるところまで己を高めてい
なかったということだからね。
全体に「これで満足してはいけない」という話をしたときに、頷いている生徒が相当数いたことが救
いかな。中間テストまでに残された時間はあと2週間。補習&再テストを利用して、どこまで基礎が徹底
して身に付くか。来週からは対策授業も始まる。ということは、今週中に取りこぼした分を取り返さな
いといけないよね。すき間時間を使って、しっかりと頭に叩き込んでいこう。
※残念ながら、テキスト課題不十分者が出てしまった。本来なら退塾も止む無しの場面ではあったが、
最後にもう一度だけチャンスを与えることにした。「覚悟」を決めて「真剣」にやるべきことをやると
いう約束のもと、どれだけ「変わろう」と行動に移せるか。「本気」で変わろうとするのであれば、安
易に見捨てることはしないが…。努力しても簡単に結果はでないこともあるが、そもそも努力しなければ
何も変わらないのだからね。自分から変わる機会を放棄するなんてあり得ないと僕は思っている。この
生徒が学伸塾の門を叩いたのも何かの縁。目先の楽を負わず、先を見据えて「今」を真剣に生きること
ができるように何とか変えてやりたいな…。