中1の対策授業でのこと。マイペース教材の2回目(学校の宿題を入れると3回目)の演習を行い、
さらに「口答質問チェック」デビューをさせたのだが…、脆い、脆すぎる。
しっかりと覚えなおしてからチャレンジという流れだが、まだまだ判断が甘い。こちらは即答できる
レベルを求めているのだが、生徒たちは「できそうと感じた」段階で列に並んでしまう。そして案の
定、即答できずに最後尾に並び直しとなる…。それに加え、誤字のオンパレード…。経験上、答え合わせ
が正しく行えない生徒の成績って、ハッキリ言ってしまえば「たかが知れて」いる。ケアレスミスが多
くて点数が伸びませんでしたという言い訳をする生徒も、答え合わせはテキトーであることが多い。己
の間違いを、解答と照らし合わせながら見つけられない程度の注意力しかないということなのか、はた
また自分の誤答を合っていると思い込んでいるが故にいい加減な答え合わせをするのか。いずれにして
も危険な兆候には違いない。
ミス直しこそが最大の学びの機会であるという認識を早く植え付けていかねばな
るまい。細心の注意を払ってしっかりと理解し、覚え直していくという場面を疎かにする生徒の成績が
伸びるはずがない。早く「終わらせる」ためだけに、表面上の直しをすることには何の意味も見いだせ
ないよね。結果が出るように頑張らなければ、ただ時間と労力を消費するだけですべてが無に帰すだけ
だ。
今回は初の口答チェックだからということで大目に見るが、次回以降は厳しくしていく。もちろん、
事前に「くぎを刺す」こともしておく。学伸塾生は「直し」をいい加減にしてはならない。自分たちの
やること1つ1つが、すべて己の向上へとつながるように「高い意識」で勉強していこう。