平均点を伝える先生とそうでない先生がいる…。
「なぜ…?」と思う。
「平均点なんて伝えても意味ないから…」とおっしゃるらしいのだが、意味はあるのでは?
例えば、同じ80点の答案であっても、学年平均が60点の場合と80点の場合では意味は大きく異
なる。子どもの頑張りを見守る保護者の立場からしても、比較対象となる平均点が分からなければ、答
案を見たときに、わが子が頑張れているのか、あるいはもっと頑張らなければならないのか、判断に困
ってしまうと思う。
学校の先生や塾講師であれば、問題を見たときに「この問題レベルであればこれくらいの点数は取っ
て欲しいな」という絶対的なラインが見えるが、保護者の方々はそうではない。保護者の方々のために
も、基準となる平均点は公表していただきたいと思う。
また、「平均点なんて出していないよ」とおっしゃる先生もいるようだが、成績個票はコンピュータ
ー入力のはずなので、教科別学年平均点なんて同時に出ているのでは? 平均点というのは、自分の指
導に対する子どもたちの答えでもあるのだから、指導する側も平均点を気にするべきだと思う。突きつ
けられた数字を見て、指導する側も改善点を絶えず追及し、教務力を上げるべく努力をしていかなけれ
ばならない。それが指導者というものではないか。