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イメージの具現化

 いろんな本を読んでいるが、

 

よく書かれているのが、「イメージしたことが現実になる」ということ。

 

 つまり、「今の自分」は「なりたかった自分」ということになろうか…。

 

 「いやいやいや、全然違うよ。もっと勉強なり仕事なりができる自分だよ。」

 

そう言いたい、あるいは思っている人もいるでしょ?

 

 でも、結局、そういう自分になることを望んでしまったはずなんだよね、どこかで。

 

 例えば、テストの結果が悪くて、「よし、明日からはもう勉強するぞ。塾の自習室も毎日通うぞ!」

 

と心に決めたとしよう。でも、すぐに続かなくなる。「1日くらいいいか。」とか「毎日はキツイかも

 

なぁ。」というふうに、自分というものに対して諦めを感じていたり、逃げ道を用意してしまったり。

 

結果として今までと変わらない自分のまま…。

 

 自分で決めたことにもかかわらず、それを簡単に破り、自分で自分を甘やかした姿をイメージしてし

 

まったのだから、変われるはずもないよね。そういった意味で、「今の自分」は「なりたかった自分」

 

だということになる。まぁ、イメージ通りになっちゃったわけだよね。

 

 変わりたければ、成功しているイメージを抱き続けて頑張ること。そして自分を甘やかさないこと。

 

たまには頑張っている自分にご褒美を与えるのは良いことだと思うが、そこはケジメをつけて程々にし

 

ておこう。

 

 中3生であれば、夏休みに高校の体験入学が待っている。いくら何でも現在の志望校は見学にいくこ

 

とだろう。可能であれば(不可能であれば、別の機会をつくって)校門の前でニコリと笑っている姿を

 

写真にとっておきたいね。そして、それを毎日眺めることだ。どうすれば、そのイメージを具現化でき

 

るのか、考えて日々を過ごすことができるようになるハズだ。

 

 そのうえで、「これだけのことをやっているんだから、合格できる。」というところまで頑張れた

 

ら、合否結果どころか人生まで変われると思う。塾の管理下にあるところでは、僕が緩んだ雰囲気を察

 

して檄を飛ばすことはできるが、家でも頑張れないと、望む結果は得られない。家での勉強で甘えが出

 

てしまいそうなときは、「それって、なりたい自分なのか?」と心に問い詰めてみるといい。