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「直し方」1つでおおよそがわかる。

 一体、この対策期間中に何度警告を発したことか…。

 

 問題演習で間違えること自体は構わない。「テストで結果を残す」には、できなかった問題をできる

 

問題へと変えていくことができればよいのだから。だから、間違えた問題があっても、その後の対処で

 

ある「直し」を大事にしてくれれば、それで構わない。生徒の各々の基礎学力や能力差も十分に承知し

 

ているので、終了時間に差が生じることも一向に構わない。

 

 が、「直し」に意味を見出していないのは問題外。正直、「直し方」を見ていれば、その生徒のおよ

 

その学力は推し量れてしまう。点数が取れない生徒の直し(?)って、表面上プリントに正解が書けれ

 

ば直すことができたと勘違いしているんだよね。根本理解もせず、「直します」と申告して直しに入

 

り、途中で手が止まる。まぁ、理解していない状態でやっつけで直そうとしているのだから、さもあり

 

なんという感じなのだが…。そして、結局直せずにまたおもむろに解答を取り出してにらめっこ。そして

 

再び、自分の手が止まった箇所だけ答えを見て、いい加減な直しに入る。「直し」に全く意味を感じな

 

いよね、こんなの。そりゃあ、結果が出るはずもない。時間の無駄でしょ。

 

 一方、テストで点が残る生徒は「根本理解」を大事にする。だから、すごく成績がいい生徒であって

 

も、成績下位者よりも演習終了時間が遅くなることもある。でも、こういう生徒は「直し」に意味を持

 

たせているからこそ、結果が残るんだよ。

 

 早く帰りたくて「いい加減」な直しをするぐらいであれば、塾通いなんてしないほうがいい。こんな

 

生徒は少なくとも学伸塾へは来てはいけない。貴重な成長の機会を無駄にする生徒の相手をすることほ

 

ど大きなストレスはない。お互いの精神衛生上、こういう生徒にはご遠慮願おうかと考えている。度重

 

なる指導(仏の顔も三度まで…かな)の上で、改善の努力が見られなければ、やむを得ないよね。

 

 学伸塾生としての「高い意識」と「向上心」を持って、頑張ってほしい。すべてのことに意味を持た

 

すかどうかは、あくまで自分の考え方1つだと思うよ。