短縮授業実施期間中に、夏期講座で使用する付属のプリント類の作り直しをしている。何年も指導し
ているため、「毎年プリント類は使いまわしでしょ」と思われるかもしれないが、塾というものはそん
なに甘いものではない。惰性で運営しているような塾は著しく生徒を減らすか、あるいはとっくに淘汰
されてしまっているのではないかなと思う。「進化」は止めてはならないのだ。まるで回遊魚のごと
く、動き続けなければ終わってしまう。そういう思いで塾を運営している。もちろん、惰性でも上手く
運営している先生方もいらっしゃるだろうが、そんな塾はごく一部。よほど生徒を惹きつける力を持つ
カリスマ性でも持っていなければ無理な話だ。残念ながら僕にはそんなカリスマ性は皆無なので、歩み
を止めることなく「ベスト」を追及していくしかないと考えている。正直言ってしまえば、「進化」し
ようとしなければ不安で仕方ないというところかな。(情けない話なんですけどね…( ;∀;))
毎年「これがベストでしょ!」というものを作成しているつもりだが、年度が変われば生徒の質も変
わるため、必ずしも去年のベストが今年のベストとはなりえない。よって、「今年の生徒」の指導レベ
ルに応じた内容へとプリントを進化させる必要がある。それを授業準備の時間が取れる今のうちに、や
ってしまおうということだ。少々骨のあるものに仕上がってきているが、こと入試に勝つということに
おいては必要不可欠なものばかり。しっかりと身につけてほしい。
因みに中3「社会」の場合、夏期講座で使用した後は、秋以降に随時実施される入試対策チェックテ
スト、および冬期講座にも同様のプリントを投入し、強制的に頭に刷り込んでいく。すべては入試から
の逆算であるが、半年後には「やっておいて良かった」と思えるものになるであろうと勝
手に妄想しながら夜な夜なプリントを作っている。もちろん、夏にしっかりとモノにしておけば、2学
期以降の定期テストだって怖くはないハズ。
もっとも一番「進化」するべきはプリントではなく、それをマスターする君たち「生徒」であるとい
うことは言うまでもないよね。