先週末、中3生に進路希望調査を実施した。1学期の定期テストの結果を踏まえ、現状どこを受験し
たいのかを用紙に記入しもらったのだが、現状の身の丈にあっている高校や、もう1段階レベルアップ
しないと合格、あるいは受験自体が厳しい高校を選んであった。さすがに大半の生徒が中1から在籍
し、模擬試験棟で高校のおよその合格基準を把握している学年だけのことはある。いいんじゃないか
な、今回記入してもらった高校ねらいで。
学伸塾の指導の方針上、どうしても実力より内申が先行してしまっている生徒の割合が多いが、これ
らの生徒は当然、夏期講座を利用した地力アップが必要となる。夏期講座と学校課題を利用して、どれ
だけ知識を活用する力が身に付くか、そこが挑戦権を得られるかどうかの分かれ目。夏の過ごし方を誤
ってしまえば、現状の希望はただの夢物語と化してしまう。夢を現実にしたい、合格を手繰り寄せたい
というのであれば、自分に厳しく研鑽を重ねること。決して易きに流れてしまってはいけない。
逆に、内申点が不足している生徒は、入試当日点による逆転を狙って、さらなる実力を養う必要があ
る。高校入試問題集(春に購入済みの生徒も多数いるよね)に目を通し、それぞれの単元でどこまでの
思考力を求められているのかを自己分析し、自分に足りないモノを補おう。そして、早めに学校の課題
を終わらせて(もちろん表面上のやっつけは論外)、夏休みの最終週からは2学期の内申アップを目指
して、早めに学校の副教材も仕上げていこう。
この夏、レベルアップに必要な材料は用意する。しかし、それをどのように己の糧とするかは自分た
ちの取り組み方次第。夏の過ごし方1つで進路が変わるという事をしっかりと肝に銘じて頑張っていこ
う。