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「なぜそうなるのか」が説明できてこそ本物。

 連日の夏期講座、演習量も多く解き直しもするため、規定時間内に終了できる生徒はほぼ皆無…。しか

 

し、この機会に根本理解をさせ、「わかった」を「できる」状態に高めるためには致し方のないこと。

 

(そもそも、時間どおりに終わってほしいということであれば、最初から学伸塾を選んではいないのだ

 

うと思ってはいるが…。真に学力を向上したければ、時間がどうこうではなく、やり切れたかどうかが

 

べて。だから、トコトンまでやらせるのがこの塾の方針であり、そこはご理解をいただいた上で入塾

 

れていると思っている。)

 

 解説を入れた上で解き直しをするのだから、「なぜそうなるのか」が説明できるレベルを要求してい

 

る。例えば、中3国語「品詞」の「だ」の識別では以下のようなことを生徒に求めている。

 

 ①彼は素直。➡ 「とても」を補うことができ、「だ」を「な」に置き換えることもできる。だか

           ら形容動詞の一部(活用語尾)である。

 

 ②これは先生のペン。➡ 「名詞」+「だ」の形であるため、断定の助動詞である。

 

 ③彼と遊ん。➡ 「連用(音便)形」+「だ」の形であるため、過去の助動詞である。

 

 こういった「○○だから△△だ」という形で相手に説明ができる状態をつくれば、身に付いていると

 

判断できる。練習段階では、結果よりも正解に至るまでのプロセスを重視するので、時間は気にせず、

 

しっかりと根本理解を目指すこと。そして、口答チェックの際に、しっかりと僕に説明できる状況をつ

 

くること。その上でチェックテストまでやれば、かなり高い正答率となるはずだ。その問題しか解けな

 

いような限定的丸暗記をしても意味はないし実力も養えない。「○○限定」なんてお土産じゃあるまい

 

しね。( ´艸`) 1つずつを根本理解することで、「解ける問題の幅」を広げるようにしないとね。それ

 

が本当の勉強じゃないかな。入試と全く同じ問題を事前に練習することなんてできないでしょ?だから

 

こそ「解ける問題の幅」を広げられるような勉強をしていかないとね。「一を聞いて十を知る」みたい

 

な感じで「一を理解して十を解く」というイメージでいきたいね。

 

 というわけで、日々しっかりと理解してもらうように細かいところまで質問が飛ぶからね。頭を整理

 

して、解答プロセスをしっかり説明できるように「解き直し」「説明を聴く」こと、「解説を読みこ

 

む」ことを大事にしよう。