キツイことを言ったね。久しぶりに。
授業中のささいな脱線話ならともかく、そうでない話、ましてや入試に関係する話などがなされてい
る場面で、まるで他人事のような態度で目配せしてニヤニヤしていた生徒たち(2名)に少々キツイ言
葉をかけた。
普通の塾生なら、まだ知らぬ入試の話ともなれば、関心を持って聴く。そして、そこまで要求される
のかと知れば、跳ね返されることのないようにキチンと準備をしようと気を引き締めるものだ。こうい
う場面で「自分の事」に置き換えて話を聴こうとしない生徒ほど、現実
成績が振るわないことが多い。
学校の授業でも、何かを得ようと話を一生懸命に聴いていないのだろうね。こういう生徒たちは。だか
ら「できない」のだが、それが自分たちでは理解できないのだろうから、気づかせてやるしかない。し
かも、心に刻み込むように…。だから、どうしてもキツイ言葉を選ぶようになるよね、こちらも。
いつも言っているので、「またか!」となりそうなものだが、学伸塾にお客様は必要な
い。お客様で在りたければ、そのような扱いをしてくれる塾を探せばいい。僕の運営する教室は、過去
の自分を超えるべく、今までの己を変えるべく、自分の頭と心を鍛える場である。授業というより修行
を受けにきているくらいの感覚で受け止めてもらったほうがいいくらいかもしれない。トコトン追い込
むこともあるしね。でも、そこを乗りこえて、本当に人生が変わるくらい激変した生徒を何人も送り出
してきた。塾である以上、成績が上がるのは当たり前。僕はそんな部分でこの業界で勝負しているわけ
ではない。どれだけの生徒の人生を変えられたかという土俵で勝負しているつもりだ。だからこそ、話
をするとき(脱線話は除く)は常に真剣勝負。当然、生徒にも「当事者」となって話を聴く姿勢を求め
る。
大事な話のときは、たとえ他人のことであっても常に自分の立場に置き換えて話をキチンと「聴く」
こと。「聴く姿勢」を変えようと意識し続けるだけで、随分と現状を打破できるものがあるんじゃない
かな。今まで聞き流してきた事柄の中にも、自分を成長させてくれる材料はいっぱいあったはず。そう
いったもの1つ1つを取り返すべく、姿勢や意識を変えてまた次回から頑張ろう。縁あって指導する・
されるの関係になっているのだろうから、何か1つでも多くの事を学んでほしいと思う。
※姿勢が変わっていかない場合は、待ってくれている生徒さんと入れ替わっていただきます。お客様は
必要ないというのは、そういうことです。1つくらいこういう塾があってもいいじゃないですか。月謝
さえいただければイイですなんて指導は、僕にはできませんので。