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「魔法」なんてない!

 夏期講座に突入してからというもの、授業日以外にも塾に来ることになる生徒も多い。ただ、これば

 

かりは仕方のないこと。夏期講座だからこそ、通常時とは比べ物にならない演習量を課している。よっ

 

て規定時間内に終わらなくても、決しておかしいことではない最速の生徒であっても

 

30分近く居残りしていくこともある。実情としては、生徒の解答スピードなんて2~3倍ほどの開き

 

がある。だから最短で3時間で終わる量が課せられれば、人によっては6時間以上かかるのも容易に想

 

像できる。

 

 頭のよくなる「魔法」なんて存在しない。だから、向上心を持ってひたむきに

 

「やる」以外、成績の上がる方法なんてない。「やった」か「やらなかった」

 

か、或いは「どのようにやった」のか、それがすべての違いを生み出す。スピードも様々、知識の残り

 

具合も様々、だからこそ、その日のうちに終わろうが、翌日に続きをやりに来ようが、一向に構わな

 

い。次の日に持ち越してでも、キチンと演習して己の糧としようとするならば、その姿勢は褒められる

 

べきこと。向上するべく真剣に戦っているのであれば、必ずや今やっていることはいずれ実を結ぶはず

 

だ。もしかしたら、目先の成績は向上しないかもしれないが、長い人生のどこかで、この頑張っている

 

経験は必ず活きてくる。一生懸命に取り組んでいることであれば、無駄になることなんてないからね。

 

だからこそ、今は苦しくても必死でもがいてほしい。

 

 

 …というわけで、保護者の皆様方にお願いです。

 

 お子様の帰りが遅くなったり、場合によっては翌日に持ち越しになったとしても、決して責めないで

 

ください。それなりの分量が演習ノルマになっています。また、夏期テキストに入る前に授業プリント

 

を使用することもございます。そうなれば、プリントの直しや口答チェックを受けたうえでテキスト演

 

習となりますので、物理的に時間はかかります。夏休みだからこそ、こちらもそれなりの負荷をかけて

 

いますので、そこはご理解を賜りたいと存じます。

 

 

PS.生徒たちから塾(ほぼ僕ですかね…(;^_^A)への愚痴も出るかと思います。聞き手になっていただける

 

と生徒たちのストレスも多少は和らぎますかね…。僕は生徒に学習内容を指導するだけでなく、強制的に

 

勉強させる時間と空間をつくることも仕事ですから、時には鬼のようになります。普段からある程度の

 

人間関係をつくるように努めてはいますが、それでも生徒はストレスを抱えるはずです。可能な限り、

 

愚痴は聞いてあげていただければと思います。人間、どこかにストレスを発散させる場(ガス抜き)が必要

 

ですので、ご協力ください。(大人はビールでも飲んで…となりますが、生徒たちは別の方法が必要ですよね…)