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差は拡大する一方…

 総復習の講座となると、やはり「ごまかし」はきかない。

 

 「普段」という言葉を何度も使うが、

 

 これほど勉強にとって大事な言葉もないのかもしれない。

 

 それほどにまでに明確な、残酷と言えるほどの「差」が出ている。

 

 同じように授業を受けてきたのにね…。

 

 同じ基準でチェックテストも受けて来たのにね…。

 

 この決定的な「差」はどこで生まれてしまったんだろうね…。

 

 例えば、学習直後の再確認。

 

 何度も繰り返し頭に刷り込むことで、短期記憶を長期記憶へと変える作業。

 

 まずは、第1段階のここをサボると完全にアウト。

 

 寝ている間に情報が消去されていく…。

 

 そして、第2段階の学校課題。

 

 宿題によって、復習の機会がつくられているのにね…。

 

 その「ありがたみ」に気付かず、「作業」としてテキトーに進めると、やはりアウト。

 

 徐々にではあるが、やはり記憶は抜け落ちていく。

 

 時間が経てばたつほど、まるで何も習っていないかのごとく頭は空っぽになっていく…。

 

 宿題を通じて、定期的に復習の機会があるから、記憶の漏れをチェックできるはずなのにね。

 

 やれないよね。

 

 1つ1つのことに「意味を持たす」ことが。

 

 課題や講座は、「意味」があって実施されている。

 

 それも、生徒たちのために…。

 

 決して君たち生徒を困らせる目的のものではなく、むしろ成長させるためのものである。

 

 だからこそ、目の前の1つ1つのモノに対し、もっと真剣に真摯に取り組もうよ。

 

 今なら、まだ間に合う。

 

 しっかりと日々の積み重ねを大事にし、

 

 少しでも将来の選択肢が増えるように、自分の可能性を広げられるように、頑張ろう。

 

 「これって、将来何の役にたつの?」

 

 そんな疑問が浮かぶのが中学生。

 

 それも、勉強を苦手としている生徒の常套文句。

 

 それ、そのうちわかる時がくるから。

 

 今の学習内容そのものを使うことで説明できる事象が世の中にはいくつもあるし、

 

 職種によっては、今の学習内容そのものが必要な場合もある。

 

 今の勉強を通じて、社会で通用する論理的思考を鍛えていることも確かだ。

 

 無駄なモノなんて1つもない。

 

 一生懸命に勉強に取り組んでみたら、自分で答えが出せると思う。

 

 大勢の大人は思っている…。

 

 若いころにもっと勉強しておけばよかった…、と。

 

 取り返しのつかない状況になる前に、「今」できることは最大限やっておこうよ。

 

 いつか、「頑張ってきてよかった」と思えるから。

 

 自分で自分の未来を切り開こうよ。

 

 今やっていることは、すべて自分に跳ね返ってくる。

 

 だったら、プラスになるようにやらないとね。

 

 夏期講座における総復習で、自分の状況があぶり出されちゃったよね。

 

 少しでも「何とかしたい」という気持ちがあるのならば、

 

 必死に回復に努めよう。

 

 そして、日々の学習のあり方を変えていこう。

 

 目の前の課題の1つ1つに対する「捉え方」も変えていこう。

 

 意識が変われば、行動が変わる。

 

 行動が変われば、結果が変わる。

 

 結果が変われば、将来が変わる。

 

 まだまだ、君たちの将来はどのようにでもなる。

 

 学生時代より、社会人生活の方が格段に長い。

 

 目先の小さな喜びを優先して、後々つらい後悔の日々を送るのと、

 

 若い時に苦労して、後々悠々自適の生活を送るのと、

 

 はたして君たちの選択はどちらかな…。

 

 答えは極めて、簡単だろうと思う。

 

 生じている「差」を埋めるための努力をこの夏に期待する。

 

 幸い、学伸塾は時間外指導が大いに「アリ」の塾だ。

 

 頑張る生徒はいくらでも応援する。

 

 素晴らしい未来を、自分で勝ちとってみよ。