いきなりテキスト演習をしても効率が悪いので、僕の授業時間内は基
本的には以下の流れをとっている。
①確認用の単元別総まとめプリント演習
②プリント演習の間違え直し
③口答チェック
④テキスト演習
⑤テキスト演習の間違い直し
⑥口答チェック
かなり手順が多いが、1回1回の授業でキチンとできるようにさせようと思うと、どうしてもこうな
ってしまう。塾生たちは慣れているので、これはこれで問題はない、…と勝手に思っている。(;^_^A)
さて、本題に戻ろう。昨日の中2夏期講座「社会」の授業でのことだが、1学期の復習内容であった
ため、中1内容の復習よりはスムーズに演習が進むと予想して授業に臨んだのだが、その淡い期待は見
事に打ち砕かれた…。
驚くほど、悲しくなるほど、そして怒りを越えて呆れるほど、プリントが埋まらない…。ここまでキレ
イに忘れられるものなのかとさえ感じさせられた。このままではマズイ…。口答チェックも1人あたりの
時間がかかり過ぎてしまう。他の教科とのバランスを考えると、社会のみで時間を使いすぎるのも得策
ではない。よって急遽予定変更。とてもじゃないが、1回の授業で定着を図れるような状態ではなかっ
たので、反復演習で脳への刷り込みを図ることにした。とにかく口答チェックも抜いて、一通り復習に
専念。代わりに数学の一次関数基礎プリントを追加し、「広く浅く」を繰り返すことを生徒たちに伝
達。一部の危機感を感じた生徒からも、「先生、このプリントをあと2,3回やりたいです」という声
が上がった。あまりの惨劇に一瞬目がくらみ、授業プランも変更せざるを得なくなったが、生徒たちが
自分たちの「マズさ」に気付き、目を覚まそうとしてくれたのであれば、必要な時間だったのかもしれ
ない。
というわけで、次回金曜日には、社会の演習プリントの2回目とテキスト演習、そして口答チェック
が待っている。しっかりと準備をしてきてほしい。