今回の中3の「数学」チェックテストは、たいした計算力を必要とするわけでもなく、複雑な手順を
踏むものでもない。つまりは、塾のルール通りにキチンと復習作業がなされていれば、容易に全員が満
点合格となるハズの代物。
しかし、蓋を開けてみれば、解き方を根本的に忘れているかのような情けない答案を作った生徒が数
名いた…。テスト直後に話をした(Bクラス)が、決して「過信」してはならないし、毎日の確認作業を
怠ってしまってもいけない。繰り返し脳へ情報を刷り込むことでしか、記憶は強化されない。何度もブ
ログに書いているけどね…。
授業時に問題が簡単に解ける、あるいは学習内容が容易に感じるのは、例題説明直後に演習をしてい
るからに他ならない。そりゃぁ簡単だよ。その場では例題を真似するだけなのだから。でも、そこで油
断して「これならノー勉でもチェックテストは楽勝」などと舐めてかかってしまうと…、今回みたいな結
末をむかえてしまうことになる。
何度も書くけどね、人間は忘れる生き物なんだよ。忘れないとね、やっていけないんだよ。
だってそうでしょ。何かつらいことがあって、その日はすごく悲しかったとしても、何日、あるいは何
週間か経てば、そのつらいかったことって忘れているでしょ。じゃないと人間、立ち直れないもんね。
忘れる生き物である以上は、必要な情報は忘れないように繰り返し刷り込むしかない。簡単とか難し
とかはどうでもいい。レベルに関係なく、確認すべきは確認すること。せっかくの「塾技」
も覚えてなければ使えないぞ!