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「勝つ」ことがビタミン剤

 先日、女子テニス全米オープン(グランドスラム大会)で大坂なおみ選手が優勝したことは記憶に新

 

しい。そして、現在日本で行われている大会にも出場しているのだが、明らかにテニスが変わったよう

 

に思う。

 

 心のゆとりがあるためか、粘り強さというか我慢を覚えたように見える。以前はパワーショット一辺

 

倒で苦しい状況を打開しようとして自滅している姿を見かけたが、今週の日本での試合ではキチンと我

 

慢すべきは我慢をし、攻守の切り替えポイントを見極めてから勝負に出ているように見えた。

 

 何が彼女を変えたのか正確な部分は想像の域を出ないが、やはりキチンと準備をし「勝つ」ことを繰

 

り返す、つまり結果を出すことで自信をつけ、それが心のゆとりや貫禄を生み出しているような気がし

 

てならない。全米オープンを制した今、最高のビタミン剤を摂取したかのようにエネルギッシュに躍動

 

している。

 

 勉強もそうだろうなと思う。しっかりと準備をし、結果が表れた生徒は自信をつけ、さらなる向上を

 

目指すようになっていく。逆に大した準備もせず、成績が下降しても「自分は頭が悪いから」とヘラヘ

 

ラしているようではお話にならない。しっかりと自分なりに準備をした生徒であれば、結果が伴わなか

 

ったときにすごく悔しそうな表情を浮かべるもんね。そして、次に向けて違うアプローチを試みようと

 

する。

 

 塾では来週から「学伸テスト」の範囲表を配布していく。まずはここへ向けてしっかり準備をしてほ

 

しい。そして、結果を残し、「自分はできる」という自信を持って中間テストへ臨みたいものだ。学伸

 

テスト結果がビタミン剤となるように、そして中間テストでさらなる向上ができるように、ここからの

 

準備期間を有効活用してもらいたい。幸いなことに月曜日休みが多い。準備にかけられる時間はいつも

 

より多いはずだ。好結果を期待している。