センスで押し切れるのであればそうすればいいし、押し切れないのであれば多くの問題にあたって経
験値でカバーするしかない。
点数が取れないと嘆くのであれば、点が取れるように根本理解に努め、自分をごまかさないようにす
るしかない。
できない生徒ほど安易に最短で“結果”だけを求める方法を欲するが、その考え自体が自分を貶めている
諸悪の根源。できる生徒ほど「なぜそうなるか」をしっかりと考え思考を組み立てている。練習段階で
は、答えに至るプロセスの方が重要。練習段階から正解か不正解かの結果だけを見るのは論外。例え正
解であっても、別の答えに至る別のアプローチを模索するのもいい。とにかく普段から「思考」をする
ことだ。
そして、知識は必ずキーワードやエピソード等、「何か」と結びつけて覚えないと、テストでは使い
ものにならないということを肝に銘じておこう。
チェックテストはできるのに、テストでは得点に結びつかない生徒の大半は、そのプリントだけがで
きるような丸暗記で、知識として覚えているとは言えない。覚えた語句が説明できる状況をつくって初
めて習得ということになる。その状態まで自分を持っていけてるかどうか、自分の胸によく問い合わせ
てみるといい。
得点を伸ばすには、みんなの嫌がる地味な努力が必要不可欠。勉強に近道はない。ただひたすらに、
自分のモノとするべく“やる”しかないよな。「どこまでやればいいのか?」という問いにも答えはない。
それこそ人それぞれだ。得点になって表れるようになるところまでやるしかない。