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過去問から学ぶべきこと

 岡崎学力テストが近づくと、各学年とも「過去問」 が配布され、それらが学校課題となる。では

 

せっかく配布されたその「過去問」を“どのように”取り扱うのかがポイントだろう。全く同じ問題はよほ

 

ど出題されることはないが、類題は出るだろうし、キッチリと時間を計って演習すれば、ペース配分も

 

つかむことができるようになる。また、今の自分にとって足る部分と足らない部分を判別する材料にも

 

なり得る。あぶり出された弱点を事前に補強しておけば、しっかりと当日点を伸ばすことは可能だろう

 

と思う。

 

 中学生で苦手とする生徒が比較的多い理科の計算問題もある程度出題パターンは決まっているので、

 

繰り返し類題をと解くことで、対応力は身に付く。地力不足を経験で補えるという形だ。地震や圧力、

 

反応比の計算など、意外と“型にはまって”いる。その型を覚えるところまでやり込むかどうかだけだね。

 

 数学の図形問題でもそう。例えば、図形問題で○○//△△という表現が問題文中に見られれば、「等積

 

変形を使って答えを出すんだな」という予測が立つし、円と接線が描かれていれば、「接線と円の半径

 

垂直に交わることを利用して、面積を求めたり角度計算をしたりするんだろうな」ということが予測

 

できるようになる。経験でそういったことが見えてくると、今まで難解だと思われていた問題が案外簡

 

単に解けるようになってくる。

 

 過去問の出来に一喜一憂することはない。過去問から経験を積み、決まったパターンは身につけてし

 

まうことで、今までできなかった問題が次にできるようになればいい。そのためには根本理解が必要だ

 

が、まずはしっかりと解説を読み込み、書き出しながら理解を深める努力をしよう。それでも理解が困

 

難であれば、塾を頼りにしてくれればいい。そういった頑張り屋さんのために学伸塾は存在している。

 

金曜日の夜も多くの中3生が自習室を利用していた。上手に塾と過去問を利用して、1点でも多くの点

 

数が上積みできるように頑張ろう。