「向上心がないのならば、辞めさせられる前に自分から辞めよ!」
今回、生徒たちに言った言葉である。これは嘘偽りのない僕の本心だ。頑張ろうとしない生徒が来るべ
き場所ではない。こんなことを書くと“何て塾だ”と思われるかもしれないが、強い信念を抱いて創立した
個人塾だからこそ、譲れないものがある。
ハッキリ言って、今回の中2学伸テストはダメダメである。敢えて褒めるべき点を見つけようとする
ならば、前回、漢字(毎漢より100問)の出来が酷くて退塾勧告を受けた生徒たちが、今回は漢字を
仕上げてきたことぐらいだろうか。ただし、漢字は合格だが、他教科が酷すぎる…。漢字だけに時間を費
やした感が満載であった。
一体、この学年はすべてをお膳立てしなければやれないのだろうか、そう思わされた。本来、勉強と
いうのは主体性を持って自ら知識を獲得していくものだと思うのだが、この学年は材料を与えてもそこ
から何かを獲得しようとはしない。テキスト課題も表面上は提出できる状態にはなっているのだが、テ
キスト内容を習得まではしていない。だから、テキストと授業プリントに準じた出題をしても、得点率
が低い。
もっと悩ましいのが、自分の解答を「合っている」前提で答え合わせがなされていることである。テ
キスト点検のときに何人も誤答を指摘し直させた…。当然、テスト本番でも誤字のオンパレード。そりゃ
ぁ点数は伸びんわな。答え合わせがいい加減だけど賢い生徒って、ほとんど出会ったことないわ。
それにしてもこの学年は難しい。突き放し時が見えてこない。受験生になるまでには、ある程度独り
立ちさせねばと思うのだが、なかなかその段階までいかない。しかし、いつまでも手取り足取りでは…。
まだまだ自分に甘いよな。
現中2生は学伸テストが終わった後で褒めたことがない気がする…。毎度毎度“またか”となるような説
教ばかり…。言われているうちに改善してくれないとね。まだ変わり身を期待するからいろいろ言うのだ
けどね…。もし学伸テスト後にノーコメントだったら、そのときは…いよいよだな。