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熱いうちに打ちたいけど…

 いつもであれば、全県模試を実施した後に「模試は終わった後の対処が大事だぞ! 帰

 

宅したら解説をしっかりと読み込んで根本理解に努めよ!」という話をする。冬休み明け

 

は岡崎学力テストも実施されるため、単に解き直しをするだけでなく、今回選択をしなか

 

った問題も練習用に使ってほしいという気持ちもある。

 

 しかし、今回はその思いを封印し、公正に努めることとした。模試の実施期間には幅が

 

あり、クリスマス前に実施している塾もあれば、年明けに実施する塾もある。つまり、問

 

題を不正入手しようと思えば不可能ではないということだ。問題を不正入手してその場だ

 

け超のつく高得点をたたき出すこと自体に何の意味もないし、なぜそれをしようとするの

 

理解に苦しむのだが、実際にそういった行為をした生徒がいたのだろう。実施要項に問

 

回収の協力をという記載があった…。まじめにテストに取り組んでいる生徒たちに誤っ

 

たデータが返却されるのは嫌なので、自分の思いをグッとこらえて、模試実施期間が終わ

 

るまでの間は“問題と模範解答は塾保管”という形をとることにする。鉄は熱いうちに打て

 

というこれども…、打てないな…。来年度からは模試の実施日も検討しないといけないよ

 

うだ。やはり、実施直後の解説と解き直しが効果的だという考えは捨てられないな。