範囲の広いテストに対応できない生徒の勉強方法を見ていると、“覚える=勉強”みたい
なところがある。本人たちは覚えるべき単語や語句覚えたら、勉強した気満々になっては
いるのだが、実際には“解くこと”をしないからせっかく覚えた知識を活かすことができな
いでいる。また、どういう覚え方をすれば実戦で活かせられるかも学ばず、結果として勉
強時間の割に結果が伴わない苦しい状況を作り出す。実に嘆かわしいことだ。
勉強はある種「呼吸」と似ている。生物って吸い続けるだけじゃ生きていけないもん
ね。吸ったら吐く、これが原則。勉強だって必要な知識を取り入れたら、それを活かすた
めに脳から知識をはき出す練習をしてやらなければならない。生きるために吸って吐く。
知識を活かすことができるようにインプットしてからアウトプットする。これはもうでき
るようになるための鉄則。知識を取り込んだら必ず問題を解くようにしよう。くれぐれも
穴埋めだけができればいいような情けない丸暗記はやめよう。