相変わらず葵中学校の先生方は採点が早い。テスト終了3日目には素点確認が行われて
いるという手際の良さ。本当に頭が下がる思いだ。金曜日には成績個表が返され、土曜日
日には全県模試の個人成績表も返される。それらを元に、公立高校志願者は、受験校の最
終決定を行わなければならない。胃が痛くなる生徒もいるかと思うが、結果を素直に受け
入れて、慎重に受験校を選択する必要がある。塾としても厳しいことを伝えなければなら
ない場面が出ることを覚悟している。我ながら土曜日が怖い…。とりあえず、模試の結果
と総合テストの結果を見て、過去のデータと照らし合わせつつ、ありのままを伝えてい
く。当然、そこにリップサービスなどはない。厳しいことを承知の上で、それでも当初の
志望校のままの受験を望むのであれば、相応の努力をしてもらうこととなろう。毎日強制
的に塾で猛勉強することも辞さない覚悟でいてもらいたい。
さて、総合テストの結果だが、範囲が中学内容すべてということで思いっき二極化とな
った。まぁ想定されたことではあるが、学校の平均点が下がっても上位陣(北髙以上志望
者)は関係なく80~90点台の数字を並べるが、西高あたりが第一志望の生徒は70点
台~80点台に下がる。得点率だけ見ていると、さながら入試かのようだ。現状の生徒の
実力がよく反映されているなと思う。Aクラスの点数を見ていると、どの高校を受験でき
るレベルにあるのかがハッキリと見えてくる。実に興味深い結果となった。そしてテスト
対策期間中の演習スピードとテスト結果の相関関係もハッキリと出ていた。やはり処理ス
ピードはある程度能力を反映しているのだなと思う。
Bクラスは逆に学伸テストなしで臨んだこともあり、また範囲が膨大であることも影響
して、点数的には伸び悩んだ。長時間かけて勉強は頑張っていたのだけれども、いつもの
限定された範囲のテストのようにはいかなかったね…。しかし、3学期内申に大きく影響
を及ぼすような数字ではないので、できることはやったという感じだ。ただし、テスト直
しはしっかりと行っておこう。特に数学。基礎計算部分で取りこぼしているようだと、入
試でも危うくなる。数学は出題パターンが決まっているから、一定の得点までは狙って取
ることが可能。総合テストの2点問題についてはキッチリとできるように解き直しておく
必要がある。ここで間違いが多発している生徒は要注意だ。
それにしても、どんな順位になっているかな? ここまで来ると順位よりもどの問題レ
ベルで間違えてしまったのかの方が大事ではあるのだが、気になるものは気になるね…。