やはり総合テストにおける学校平均点というのはあまり参考にはならないですね。塾生
に関しては、公立志望であろうが私立志望であろうが“テスト”と名の付くものには全力で
準備をしてもらっていますが、塾外の生徒たちはそうではないようで…。問題レベルに対
する学年平均が思いのほか低いです。上位陣は公立志望者が多いためか“いつも通り”の得
点率と順位のバランスなのですけどね…。それは上位3割くらいの話です。その他7割は
得点の割に順位が崩れていない、あるいは良すぎる感じがします。真面目に総合テストに
取り組まなかった生徒(私立の推薦が決まった時点で頑張らなくなる生徒は多い)が相当
数いるのでしょうね。そういった生徒たちが大きく学校平均を下げているので、結果とし
て塾生(特にAクラス)の平均点が学校平均を大きく上回っているにすぎないということ
なのでしょう。実際にAクラスの平均順位は学校平均点との差のわりには普段と変わらな
かったですからね。チョット素点報告を受けたときは期待しちゃったんですけどね…。
ということは、今回は順位で出来を判断してはいけないということです。とくに上位2
割に入れていない生徒たちの得点率自体は褒められたものではありません。学年順位も周
りの不出来に助けられた結果オーライのシロモノですので、もっと危機感を持つべきでし
ょう。残された時間は約40日。夏休み1回分ほどですよね。個別面談でも話をしました
が、現状かなり厳しい現実を突きつけられた生徒もいますよね。ご家庭でもう一度よく話
をするようにと伝えた生徒もいます。余裕なんてないです。入試実戦形式の練習も始まり
ましたし、入試問題集の課題もスタートしましたので、それらを有効に活用して自信をも
って入試に臨むことができるように自分をもっともっと高めていく必要があります。いか
にのこり40日を過ごすのか…。間違いなく人生変わりますよ、過ごし方1つで。満開の
桜の花を咲かせるのか、あるいはしぼんでしまうのか…、すべては自身の覚悟と日々の在
り方にかかっているのではないでしょうか。塾講師は、大変もどかしいのですが肥料を与
えることしかできません。その栄養を利用して成長できるかどうかは自分次第ということ
を肝に銘じて頑張ってほしいですね。解き直し、大事ですよ。1つの問題を解き直すこと
で類題に対応できる、そんな直し方を積み上げることが必要です。同じような問題を何度
も間違えている場合ではないですからね。