最近になって強く実感させられているのですけれどもね…。
過去のいくつかの点（出来事や自分の選択・判断）が線で結ばれて「今」があるんです
よね。過去の点のどれ１つが欠けても、「今」とは違う現実になってしまうわけです。
そう考えると、自分以外の誰かを優先するような選択をして、自分のその場の感情を押
し殺したりしてつらい思いをしてきたことも多々あったけれども、「今」となってはそれ
で良かったと思えてきます。長い目で見たときに、「今」に満足できているのであれば、
過去の選択や判断は自分にとってはすべてとは言いませんが、あれはあれで“正しかったの
だな”と素直に思えます。
生徒たちはまだ人生経験を積めていませんし、点と点を結んだ先の人生なんて想像もつ
かないのでしょうが、のちに後悔しないような「今」を刻んでいって欲しいと切に願いま
す。過去となってしまったものは決して変えることはできません。大人になったときに、
過去の自分の選択に納得ができるように、「今」をどのよう
に過ごすのかを真剣に考えてみて下さい。
さて、生徒たちの「今」という点が結ばれたその先にある将来、いったいどのようにな
っているのでしょうかね。“過去の自分の頑張りのおかげで素敵な「今」がある”、そう思
えるような人生であって欲しいと思います。