中3生の「学伸テスト」だが、正直なところ、“予想よりは頑張ったのかな”という結果
が残った。社会などは結構強引に進めたし、直前授業分に関してはチェックテストもでき
ていない状況だったので、かなりの部分が生徒たち次第という形になってしまったのだ
が、一部の生徒を除いては努力の跡が見られた。この点に関しては素直に評価したい。と
はいえ、英語も含めてまだまだ詰めの甘さは残っている。あくまで今回も“予想よりは”と
いうレベルのものであって、必ずしも満足のいくところまでは辿り着いてはいない…。
問題はやはりテキスト課題のなかった「数学」である。平方根は生徒たちには新しい概
念であり、その性質を身につけるに十分な練習が足りていない。補習を通じてどこまでモ
ノにできるのかが重要となる。条件反射で計算できるところまで“当たり前”にしてしまい
たいね。
理科の「仕事」に関する計算も練習不足・理解不足を感じる。1つ上の卒塾生たちは頻
繁に質問に来たものだが、この中3生はあまり質問には来なかった…。それなら自己解決
ができているのかと思いきや、結果はサッパリ…。こういう点が今年の中3生の弱さなの
だろうなと思う。ただテキスト課題をやるのではなく、“課題を通じていかに自分を高めよ
うとするか”がポイントなんだよね。そこができるかできないかで、学力は大きく変わって
くる。その辺を意識しないとね。今みたいに、“すべてをお膳立て”されていないと勉強で
きないようでは、高校に入ってからがもっと大変だ。今のうちから取り組み方を変えてほ
しい。